アルマ出版ニュースレター 2023

Newsletter 2023_JP

La lettre d ’ Alma Novembre 2023 www.almalang.com YouTube: Alma Publishing

授業中にアンケートに回答している学生の様子

• 日時 :2024 年 2 月開催 • 昨年同様二部形式 :ビデオオンデマン ド + Zoom での 参加者同士 の 意見交 換 ・ディスカッション 12 月 7 日 に 東京 で 開催 される「 Journée pédagogique de la langue française 」 にも 参加 いたしますので、お 目 にかかるの を 楽 しみにしております!

アルマ出版 代表より

今年 3 月 に『 Moi, je... コミュニケーション A 1』と『 Moi, je... コミュニケーション A 2』 の2 冊 の 新刊 を 出版 しました。 皆 さまから 大 きな 関心 をお 寄 せいただき、4 月 の 新年 度開始以来 、 多 くの 学校 で 採用 いただいて おりますこと、 大変光栄 に 思 っております。 今回 のニュースレターには、 初 めて 教職 に 就 かれるにあたって『 Moi, je... コミュニ ケーション A 1』をご 採用 いただいた 先生 へのインタビューを 掲載 いたしました。 (→5 頁 ) 合 わせて、 同教科書 で 学 んだ 数百名 の 学生 へのアンケート 結果 もぜひご 覧 ください。 (→2 頁 ) その 他 は 以下 の 記事 になっています: • 添削 と 採点 を 効率化 するアイデア (→4 頁 ): 学生 にとってより 役立 ち、 教師 にとって より 楽 な 添削 ・ 採点 の 方法 を 探 ります。 • オンライン 補助教材 の 利用方法 、パス ワードがより 使 いやすく!(→7 頁 ): デジタル 教科書 、 教員用指導書 、 音声 等 は、 例 えば 教室 で 教科書 や 練習問題 の 解答 を 映 し 出 すことでこの 上 なく 便 利 な 使 い 方 ができます。 • 秋 のワークショップのお 知 らせ(→8 頁 ):11 月 18 日 ( 日 )に 開催予定 の オンラインワークショップのプログラム です。 今年 は 初 めて 日本語 での 分科会 も 開催 します。 また、 来年 1 月始 めに 第 3 回 「フランス 語 教授法認定講座 」の 詳細 について 別途 ご 案内 をお 送 りします。

ブルノ・バニュウ

次ページに続く

アルマ出版では古矢が教科書を採用してく ださる先生方とのコンタクトを担当してい ます。7月に実施した『 Moi, je... コミュニ ケーション A 1』ユーザーアンケート調査 についても彼女が主導して実施しましたの で、学生アンケートの結果についてまとめ てもらいました。 7 月 は 先生方 にとって 学期末 と 試験 が 重 な るとても 忙 しい 時期 ですが、 調査 にご 協力 くださった 先生方 には 心 より 感謝申 し 上 げ ます。 先生方 ご 自身 の 感想 やご 意見 をお 伺 いするアンケートに 加 え、 複数 の 先生方 の ご 厚意 により、 学生 の 皆 さんにも 教科書 の 満足度 に 関 するアンケートにご 協力 をい ただきましたので、その 結果 をご 紹介 させ ていただきます。 『 Moi, je... コミュニケーション A 1 』 で学ぶ学生へのアンケート結果

目次

『 Moi, je... コミュニケーション A 1 』で学ぶ学生へのアンケート 結果 ( 古矢晴美 )

1頁

添削と採点を効率化するアイデア (カトリーヌ・ルメートル)

4頁

『 Moi, je... コミュニケーション A 1 』 : 福島先生へのインタビュー

5頁

オンライン補助教材:利用方法、 パスワードがより簡単に!

7頁

2023年秋のワークショップ のご案内

8頁

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下記 は 自由回答欄 に 寄 せられた 学生 の 皆 さんからのコメントの 一部 です。 また、 復習用 の「まとめシート」が 役 に 立 っているかどうかについても 質問 をしま した。「まとめシート」には 各 レッスンの 単 語 と 重要構文 が 一覧 になっており、 学生用 ウェブサイトに 載 っています。 教科書 にある

尚 、 学生用 アンケートにつきましては、 教 室 で QR コードを 投影 し、その 場 で 学生 に スマートフォンで 回答 いただきました。 学生向 けアンケートには、12 校 、 計 690 人 の 学生 の 皆様 から 回答 をいただきまし た。2023 年 4 月 から『 Moi, je... コミュ ニケーション A 1』を 採用 いただいている 57 校 のうち、 高校 1 校 、 様々 なレベルの 大 学 11 校 からの 回答 を 得 たことで 実証的 な データとなりました。 主 な 結果 としては、94%の 学生 から「 満 足 」との 回答 をいただきました。これは、 「 満足 している」(45 . 7%)と「どちらか といえば 満足 している」(48 . 3%)を 合 わ せた 満足度全体 の 評価 となっています。

QR コードからスマートフォンで 簡単 にアク セスできます。 この「まとめシート」についても、77 . 5% が「 役 に 立 っている」と 回答 。「 復習 がし やすい」、「テスト 勉強 に 活用 しやすい」と いったコメントが 複数寄 せられました。

学生からのコメント

「 日常会話 の 中 で 使 えそうな 表現 が 沢山出 てきたので、 定着 しやす かった」

「 教科書 で 学 んだ 内容 を 実際 にク ラスメイトと 会話 をするアクティ ビティがあり、 理解 しやすい」

( 神奈川大学 )

( 立命館大学 )

「 見 やすくて 分 かりやすい。 初 めて の 人 にとても 優 しく 絵付 きでわか りやすいです」

「 暗記中心 でなく、 活動 を 通 して フランス 語 を 学 ぶのは 楽 しかった」

( 東北大学 )

( 東京女子体育大学 )

「クラスメイトとコミュニケーシ ョンを 実際 にとって 学習 するスタ イルだから、 文法 や 単語 が 身 につ きやすい」

「 習 ったことを 活用 できるような 構 成 になっていて、 身 につきやすい と 実感 した。 習 い 終 わったあとも 見返 して 復習 したいと 思 える」

( 筑波大学 )

また、その 理由 を 聞 いたところ、 以下 のよ うな 理由 が 上位 にあげられました。 • 1 位 :「クラスメイトと 会話 しながら 学 ぶようデザインされていること」 (50 . 7%) • 2 位 :「 日常生活 にフォーカスしたトピッ クであること」(49 . 3%) • 3 位 :「 教科書 のデザイン( 見 た 目 やレ イアウト 等 )」(44 . 9%) • 4 位 :「 会話 を 通 した 文法学習 であるこ と」(40 . 9%)

( 聖 ウルスラ 学院英智高等学校 )

「 日常生活 の 場面 を 通 じてフラン ス 語 の 表現 や 文法 を 学 べるのが 面 白 い」

「わかりやすく 文法 や 語彙 が 書 かれ ており、 会話形式 で 学 べる」

( 文教大学 )

( 東京大学 )

「 巻末 に 練習問題 があることと、 『まとめシート』がテスト 勉強 に 活 用 しやすい」

「 実際 の 会話 で 役 に 立 ちそうな 内 容 が 多 くて、 今後使 ってみたいな と 思 わせられる。」

( 同志社大学 )

( 神戸大学 )

• 5 位 :「 巻末 に 練習問題 があること」 (24 . 7%)

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「まとめシート」

アンケートの結果、 77.5 %の生徒が 「まとめシート」 が役に立ったと回答。

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書 内

教 科

立命館大学:1年生の第二外国語で『 Moi, je... コミュニケーション A 1』を採用

Comment cela se passe-t-il ?

• 教員 8 名 • 21クラス、450 名 • 週 1 回 の 授業 ( 週 3 回 のうち) で 使用 • 2 年生 には2023 年 4 月 より 『 Moi, je... コミュニケーション A 2 』 を 使用

Denis Taillandier 先生 より。

「 前期 が 修了 したところですが、 学生 も 教員達 も『 Moi, je... コミュ ニケーション A 1』を 使 った 授業 に 満足 しているようです。レッス ンの 進 み 方 はどちらかと 言 えば 速 いですが、 学生 たちはとまどうこ となくさまざまな 文脈 の 中 ですぐに 自己表現 できるようになります。」

同志社大学:インテンシブコースで『 Moi, je... コミュニケーション』シリーズを採用

Comment cela se passe-t-il ?

• 教員 8 名 • 4クラス、70 名 • 週 2 回 の 授業 ( 週 3 回 のうち) で 使用 • 2 年生 には2024 年 4 月 より 『 Moi, je... コミュニケーション A 2 』 を 使用予定

伊藤玄吾先生 より。 「3ヶ 月足 らずの 学習 で 実 に 色々 なことがフランス 語 でできるよう になり、 学生 たち 自身 が 驚 き、 大 きな 達成感 を 感 じている。 大半 の 学生 は 明 らかに 自信 がつき、 学 ぶ 喜 びを 感 じていることがわか る。 教 える 方 としても 楽 しくやりがいを 感 じる。」

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中 には、 学生 が「 送信 」ボタンを 押 すと すぐに 魔法 のように 採点 される Google フォームのようなツールに 解決策 を 見出 した 人 もいますが、まず 質問 をクローズ ドクエスチョンのみにしなければなりま せんし、 回答 の 選択肢 も 慎重 にしぼって おく 必要 があります。または、 課題 やテ ストをできるだけ 少 なくして、 一度 にま とめて 実施 する 人 もいます。 一部 の 恵 ま れた 人 は 第三者 に 添削 を 任 せられるでし ょう。ずぼらな 人 なら、 返却 しなければ ならない 答案用紙 で 採点 を 行 わず、 学生 を「おおよそ」で 評価 するだけかもしれ ません。しかし 大多数 の 教師 は、 終 わり の 見 えない 答案 の 山 に 苦戦 し 続 けている のです。 ラテン 語 の 「 corrigere ( 正 す)」に 由来 する 「 correct ( 添削 する)」という 語 に は、「 誤 りをなくす( larousse )」という 意味 と「 間違 いを 犯 した 子 どもに、 罰 (し ばしば 体罰 )を 与 える」という 意味 があ りますが、 今日 の 言語教育 においては、 「 評価 」や「 改善 」について 話 す 方 が 好 ま れるでしょう。 誤 りは、それが 正 しく 学 生 の 注意 を 引 いたときには 成長 の 源 とな ります。 以下 、 私 が 個人的 に 試行錯誤 し、 長年 かけて 改良 してきた 添削 の 手順 を 概 説 します。 教師 の 皆 さんが 退屈 な 添削 の 手間 を 減 らし、 学生 が 自分 の 間違 いに 気 づいて 進歩 するための 一助 になることを 願 っています。 添削について • 間違 いの 種類 ( 文法 か 語彙 か)によっ て 色分 けし、 訂正 はせずに 丸 だけで 囲 む。 次 に、 学生 に 間違 いを 直 させる。 個人 でも2 人 1 組 でもよい。

• 間違 いの 一部 だけを 選択 して、 訂正 し ていく: 繰 り 返 し 発生 する 誤 りや、 課 題 の 目的 に 沿 った 誤 りのみを 訂正 す る。( 例 : 接続法 で 作文 する 場合 、 接 続法 のつくり 方 と 用法 の 誤 りだけを 訂正 する。) 既習 にもかかわらず 頻出 する 間違 いについては、 参照先 ( 教科 書 の 該当 ページやウェブサイト)を 学 生 に 伝 える。 • クラスでテストの 添削 をする: 間違 っ ている 箇所 を 丸 で 囲 んだ 答案 を 返却 し、ペアで 訂正 させた 後 、グループで 確認 させる。クラスの 半数 が 完了 した ら、 解答 を 配布 する。 • 添削 に 時間 のかかる 答案 の 場合 ( 作 文 、ダイアログ 等 ): 添削済 みの 課題 を 学生 に 書 き 写 させ、 点数 を 上 げるこ とを 約束 させる。 小 グループで、ある いはクラス 全員 の 前 で、 添削済 みの 課 題 を 発表 させる。 • 覚 えておきたい 修正箇所 を 日付 とと もに 書 き 残 し、 学期中 や 期末 に 確認 す るための「 修正 ノート」を 学生 に 作成 させる。 出来 のいいノートには 期末評 価 で 加点 する。

添削と採点を 効率化するアイデア LE BILLET DE CATHERINE

カトリーヌ・ルメートルさんは、「外国語 としてのフランス語( FLE )」、美術史、外 国語学習者向けのクリエイティブ・ライ ティングを教える教師です。 ああ、 答案添削 の 悪夢 !うっとうしい 秋 雨 のように、あるいはいつまでも 終 わら ない 分割払 いのように、 添削 はすべての テスト、 試験 、 課題 の 後 に 容赦 なくやっ てきます。 添削 は 教師 の 日常生活 につき まとい、 教師 はその 苦行 を 先延 ばしにす る 言 い 訳 を 必死 に 探 すのです。 答案 を 開 けば、 添削 すべき 回答 がまるで 散 らばっ た 真珠 のように 大量 に 待 ち 受 けていま す。 我々 はそれに 目 を 通 し、 注釈 をつけ、 コメントしなければなりません。「この 分 詞 の 一致 はあんなに 授業 で 説明 したの に!」とか「この 活用 はいったい 何度 や ったことか!」とか「この 学生 はちゃん と 考 えて 答 えているのか?」とか「この きれいすぎる 作文 は 人工知能 の 産物 なの では?」などと 嘆息 しながら。 疲 れ 切 った 教師 の 傍 らで、 残酷 にも 答案 の 山 は 手 つかずのまま 猫 にちょっかいを 出 されたり、コーヒーをこぼされそうに なったり。まるで 教師 を 嘲笑 っているか のよう。さらには 電車 に 答案用紙 を 置 き 忘 れたり、 盗 まれたり、なくしたり…と いった 深刻 なうっかりを 想像 して 冷 や 汗 をかいたことのない 教師 はきっと 稀 でし ょう。 悩 みは 尽 きません。

「教師は退屈な添削を軽減 でき、学生は間違いに気付 き成長する。」

採点について • 筆記 テストは、 減点方式 で 行 う: 満点 から 開始 し、 誤 り1ヵ 所 につき1 点 ま たはそれ 以上 の 減点 とする。 例 えば 20 問程度 のテストの 場合 、1~5 問 のミスをした 学生 は A ( A+ 、 A または A- )、7~10 問 のミスは B 、11~15 問 のミスは C 、16 問以上 のミスは D とすると、 採点 の 効率 が 格段 に 上 が る。 採点基準 は 当然 ながらテストの 難 易度 やクラスのレベルに 応 じて 変更 する。

1問目は正解。次の2問は、教師が間違ってい る箇所を丸で囲み、学生が自分で直した。

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• 口頭試問 の 場合 は、 採点基準 を 表 に し、 減点法 でその 場 で 採点 する。ダイ アログの 場合 は 次 の 様 になる。 指示 に 合 っているか:20 点 、 語彙 :20 点 、 文法 :20 点 、 発音 :20 点 、 独創性 と 自然 さ:20 点 、 合計 :100 点 。 • 語学学校 で 教 える 場合 、 採点 を 顔文字 や 小 さなコメントに 置 き 換 える( 例 : 「 pa r f a i t 」、「 magnifique 」、 「 formidable 」、「 excellent 」、「 en progrès 」、「 à retravailler 」 等 )。 考 え 方 としては、 生徒 を 圧倒 するのではな く 励 まそうとする 方 がよい。「 à retravailler 」と 評価 する 際 には、 具体 的 なアドバイスも 添 える。 その他のコツ 時間 の 節約 、ストレス 軽減 、 自分 のやる 気 を 維持 するためにできること: • フリクション 等消 すことのできる 色 付 きペンを 使用 する。 • 答案 をラベルで 曜日分 けしたきれい なフォルダーやファイルに 入 れて 保 管 し、 添削 スケジュールの 優先順位 を つける。 • 答案回収後 はできるだけ 速 やかに 添 削 に 取 りかかる。 • 多忙 な 時 は、 自身 のスケジュールに 添 削用 の 時間 を 設 けることで、そのこと ばかり 考 えないようにする。 • やむを 得 ない 場合 は、 答案 の 返却 をず っと 先延 ばしにしてもかまわない。 • 添削後 にちょっとした 楽 しみを 用意 しておく。 添削作業 を 完全 になくすことは 不可能 で も、これらのテクニックは 確実 に 作業量 を 減 らしてくれますし、 少 しでも 意義 あ る 仕事 をしたと 感 じられるに 違 いありま せん! • ペンの 色 は 自分 の 好 みの 色 を。

福島: そうですね、 例 えば、 学生 にアン ケートをやらせた 時 に、 終 わったばかり の 対話 の 中 から1つ 選 んで 文字 に 起 こす ように 伝 えます。 個人 でやる 時 もありま すが、 大抵 は2 人 1 組 で 行 います。この アクティビティは 好評 ですね。 バニュウ: かつての 私 のクラスでも、 学 生 たちはクラスメイトと 会話文 を 書 くの を 楽 しんでいました。まさに、 学生 が 協 力 してクリエイティブなアクティビティ を 行 う 授業 のハイライトでしたよ。でも 私 の 場合 は、リスニング 練習 を 行 った 後 でさせていました。アンケートの 延長線 上 で 行 うなんてことは 思 いつきませんで したよ。とても 面白 いです! この 教科書 がいろいろな 使 い 方 ができることを 示 し てくださっているなと 思 います。 福島: 私 もリスニング 練習 の 後 に2 人 1 組 で 会話文 を 書 かせていますよ。その 場 合 、アンケート 後 に 対話 を 書 き 起 こすの とはちょっと 違 って、 学生 は 想像力 を 働 かせなくてはなりませんが。 また 最近 の 例 ですと、インタビューでの クラスメイトの 回答 をもとに、そのクラ スメイトを 紹介 する 手紙 を 書 かせました。 三人称 の 使 い 方 を 学 び、ある 程度構成 の 整 った 文章 を 書 く 練習 をするためです。 これがとてもうまくいきまして、という のも「 手紙 」の 構成 に 関 してはテンプレ ートを 用意 しておいて、クラスメイトに ついて 書 く 中身 の 方 に 集中 できるように したんです。すると 学生 もずっと 取 り 組 みやすい。 そんなわけで 日常会話 を 通 していろいろと アクティビティが 展開 できるので、スムーズ に 授業 ができています。

『 Moi, je... コミュニケーション A1 』 福島先生へのインタビュー

福島亮先生 ( 日本大学 、 獨協大学非常勤講師 )

福島亮先生はご自身の研究と博士号取得 のために5年間滞在したフランスから帰 国されたばかり。今年4月よりフランス 語の教職をスタート。いきなり 50 名の 多人数クラスを受け持つこととなり 『 Moi, je... コミュニケーション A1 』を 採用。 Zoom にて快くインタビューに応 じていただきました。 (インタビューはフランス語で行われま した。以下はその日本語訳です。敬称略) 福島亮: 確 かに 簡単 ではありませんね。 最 初 の 頃 は 学生 たちもそこまでやる 気 がな かったですし。ただ 今 はとてもうまくい っています。 何 が 違 いを 生 んだかと 言 う と、『 Moi, je... コミュニケーション A 1』 は 学生 にたくさんアクティビティをさせ られるという 点 ですね。もうひとつ 持 っ ている 別 のクラスではよくある 従来 の 教 科書 を 使 っているんですが、 学生 を 能動 的 に 授業 に 参加 させることが 難 しく、 苦 労 しています。 バニュウ: よくわかります。インタラク ティブな 授業 をコンセプトにした 教材 は すごく 助 かりますよね。 残念 ながらそう いう 教材 はあまり 見当 たりませんが。 福島先生 は『 Moi, je... コミュニケーショ ン A 1』を 使 ってどのようなアクティビテ ィを 行 っていらっしゃるんですか。 ブルノ・バニュウ: 大学 で50 名 の 会話 の 授業 は、そんなに 簡単 じゃないですよね。

カトリーヌ・ルメートル

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の 後 には 動詞 の 原型 が 来 ることを 覚 えてお いて」とだけ 伝 えています。「 J ʼ aimerais 」 のように 定型的 な 表現 であれば、これでほ とんど 問題 ありません。 学生 はあれこれ 疑 問 に 思 うことなく、 意欲的 にすぐ 使 います。 この 点 に 関 しては 私自身幸 いなことに、 早 稲田大学 の 学生時代 に(アルマ 出版 の) 『 Conversation et Grammaire 』の 教科 書 を 使 って 同様 のアプローチで 授業 を 受 け た 経験 があります。 学 ぶ 側 としての 個人的 な 経験 もあるわけです。 バニュウ: なるほど、 大変嬉 しいお 言葉 で す! 最後 の 質問 になりますが、 学生 のライ ティングの 評価 もされていますか? 福島: いいえ、これだけの 規模 のクラスで 毎回行 うのは 負担 が 大 きいので。でもライ ティングの 小 テストはやっていますよ。 日本 語 のフレーズをいくつか 与 え、フランス 語 に 訳 して 書 いてもらいます。 内容 は 授業 で 学 んだごく 簡単 なものです。 添削 と 採点

バニュウ: ところでこの 教科書 には 「 J ʼ aimerais 」のような 類 の 表現 が 早 い 段 階 から 出 てきますが、 使 いづらいと 感 じた ことはありますか? 学生 が 日常生活 のあれこれについて 話 すと きに 会話 に 行 き 詰 ることがないよう、 必要 な 表現 は 積極的 に 導入 しているんです。 例 えばアルバイトをしていない 学生 が、「 私 は 働 いていません」で 会話 をストップして しまうのではなく、「カフェで 働 いてみたい です」といった 表現 を 続 けて 言 えるように してやりたいのです。しかし、これは 条件 法 なので、 先生 によっては、 第 5 課 で 出 て くることにビックリされます。 福島: 最初 の 頃 はそういった 表現 について 少 し 文法的 な 説明 をしていましたね。ただ ちょっと 問題 があって、 学生 たちはまだ 習 い 始 めたばかりで、 条件法 のような 文法 を 理解 する 準備 ができていないんですよ。 今 はもっと 簡単 に、「『 J ʼ aimerais 』は 『 ~したい』の 意味 です。『 J ʼ aimerais 』

語彙テストはすばやく採点

は、 隣 の 人 と 答案 を 交換 して 自分 たちでや らせます。 私 も 時間 の 節約 になりますし、 学生 にとっても 主体的 に 取 り 組 むチャンス になりますね。

動画近日公開! 『 Moi, je... コミュニケーション A 2』の使い方

『 Moi, je... コミュニケーション A 2』は、2 年次 のコミュニケー ション 授業 において 新 しいアプローチをとっている 教科書 で す。 先生方 のフィードバックを 盛 り 込 んだ2つの 動画 を11 月末 にア ルマ 出版 の YouTube チャンネルで 公開予定 です: • Comment utiliser Moi, je Communication A 2 • MC 2 dans des classes peu en confiance : 5 conseils アンケートにご 協力 いただいた 先生方 、 先日 9 月 22 日 のワー クショップにご 参加 くださった 先生方 にお 礼申 し 上 げます。

→ YouTube: 「 Alma Publishing 」で検索

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例 えば『 Conversation et Grammaire 』 のウェブサイトは 以下 のようになります。 パスワード 各専用 ウェブサイトからデジタル 教科書 と 教員用指導書 PDF を 開 くには、パスワ ードが 必要 となります: • パスワードの 更新 は 年 2 回 。 • パスワード 申請 は、 各専用 ウェブサイ ト 内 、または、 弊社 ウェブサイトの

「オンライン 教材一覧 」ページより 簡 単 に 行 っていただけます: https://www.almalang.com/ new-pw-system-fr 今後 もより 使 いやすいシステムとなるよ う 改良 を 重 ねて 参 ります。 ご 意見 やご 要 望 がございましたら、ぜひともお 聞 かせ くださいますようお 願 い 申 し 上 げます。

コロナ 禍 の 際 にご 用意 したデジタル 教科 書 は、 現在 もご 利用 いただけます。オン ライン 授業 だけでなく、 教室 でもレッス ンをアップで 映 したり、 教員用指導書 の 練習問題 の 解答 を 映 して 答 え 合 わせした りできるので 非常 に 便利 です。 オンライン補助教材: 利用方法、パスワードが より簡単に!

「オンライン 補助教材一覧 」ページから、 簡単 に 各教科書 の 専用 ウェブ サイトにアクセスでき、またパスワード 申請 も 行 っていただけます。

専用ウェブサイトでデジタル教科書や教員用 指導書を映写する

各教科書の専用ウェブサイト 最新刊『 Moi, je... コミュニケーション A 1 / A 2』と『 La culture française 』 の3 冊 については、 刊行 と 同時 に 専用 ウ ェブサイトを 用意 しました。 教師 と 学生 が 利用 できる 全 てのリソース が 集約 されており 大変便利 にお 使 いいた だけます。 以前からの教科書『 Conversation et Grammaire 』や『アクティブに学ぶフラ ンス語文法』など については、デジタル 教科書 へのアクセスがやや 面倒 でしたの で、 各教科書 の 専用 ウェブサイトを 新 た に 設 けてアクセスを 簡易化 しました。

専用 ウェブ サイト

パスワード 申請

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Laboratoire d’automne 2023 2023 年表現主体の外国語教育研究会

MÉTHODE IMMÉDIATE

Inscription : 参加無料 info@almalang.com

2023 年 11 月 18 日(土) オンライン開催( Zoom )

14h

OUVERTURE DU LABO - Bruno JACTAT et Bruno VANNIEU

14h10

BREAKOUT ROOM 2 : 日本語でのラボ

BREAKOUT ROOM 1 : LABO EN FRANÇAIS

14h15

石井 咲 Saki ISHII 慶應義塾大学 ノンネイティヴ教師としてオーラルテストをどの ように評価するのか?-ビデオ共有プラットフォ ーム Flip と Google Forms を例に

Emmanuel LOPEZ, Université de Matsuyama Une manière simple d’optimiser son temps de correction

ノンネイティヴ教師が学生のオーラルスキルを評価すること は、しばしば難しく敬遠される傾向にあります。しかし明確か つシンプルな評価基準を設け、それを学生にあらかじめ明示す ること、そしてビデオ共有プラットフォーム「Flip」を使うこ とで、オーラルテストを評価する際の教師の負担を軽減するこ とができます。本アトリエでは、実際のオーラルテストの様子 とその評価方法、また学生が授業時間外に行う Google Forms での「評価アンケート」を紹介します。

Corriger et noter les devoirs des étudiants constituent sou vent la facette la plus chronophage et la moins excitante du métier d’enseignant. Nous verrons ensemble dans cet ate lier une manière d’optimiser son temps de correction des productions écrites, tout en restant objectif.

14h40

14h45

岡本 夢子 Yumeko OKAMOTO 滋賀県立大学 履修者をやる気にさせる エスケープ・ルーム

Bruno JACTAT, Université de Tsukuba Comment ancrer les bases de la prononciation du français dès le début du semestre?

MIはその場で評価することで学生のモチベーションを保ち、 指導するメソッドですが、いい成績をとることではなく、単 位修得のみが目的の学生たちを活気づけるにはどうしたらい いでしょうか。このような学生たちが真剣に取り組みフラン ス語を話したという達成感を得るために「エスケープルーム」 方式のゲームを提案します。ミッションに成功した人から早 く帰れます。

Lorsqu’il s’agit d’aborder la prononciation du français avec la MI, soit les profs ne l’enseignent pas, soit ils donnent trop de détails. Je vais vous donner quelques bases sur la façon d’introduire une bonne prononciation de manière simple. Le principe est de s’appuyer sur des ancrages, des mots/sons archétypes pour un son donné auxquels les apprenants peuvent facilement se référer, pour s’auto-corriger. Vous re cevrez un lien vers des exercices en ligne réutilisables.

15h10

15h15

栗原 唯 Yui KURIHARA 大阪大学 文法クラスにおける MI

Chloé BELLEC, Université du Tohoku Repenser les devoirs avec la Méthode Immédiate

文法授業 でテストのための「 勉強 」をしがちな 学習者 に、 理 解 を 実践 に 結 びつける 意識 づけをする 方法 を 紹介 する。 評価 表 としても 使 える「 Carte d ʼ emplacement 」を 利用 し 毎回異 なる 相手 とペアで 口頭 の 文法問題 の 出 し 合 いをさせる。こう した 異 なるレベルのパートナーとの 毎回 の 習得確認作業 が 刺 激 を 生 む。 活動 の 最後 には 習得度 の 平均 レベルと 最高 レベル を 確認 する。これにより 生徒 はその 都度自分 の 目指 す 習得 レ ベルを 確認 することができる。

D’après les enquêtes de fin de semestre, l’activité la moins appréciée des étudiants est celle des devoirs. J’ai donc repris les principes de la MI pour essayer de rendre cette activité à la fois plus agréable et plus efficace. Cela m’a amenée à inclure dans les devoirs d’autres tâches, telles que la préparation à la prononciation de la leçon suivante. Je vous présenterai ces activités de devoirs et les résultats obtenus en classe.

15h40

16h50 15h50

対話型ワークショップ

Partage d’expériences (en français)

17h

BILAN ET CLÔTURE - Chloé BELLEC et Saki ISHII

17h30

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