MG_L2-3
『Moi, je... 文法』の第2課と第3課のFlipbookです。
Leçon 2
規則動詞の活用と疑問文の形
La conjugaison des verbes réguliers et la forme des questions
レッスンのポイント: ▪ 第 1 群規則動詞 (-er 動詞 ) の活用 ▪ 疑問文の形と疑問副詞 où / comment / quand
Points de la leçon : ▪ La conjugaison des verbes réguliers du 1er groupe (-er) ▪ La forme des questions et les adverbes interrogatifs où / comment / quand
Introduction
イントロダクション
以下のそれぞれの都市はどこにあるでしょうか? 地図の空欄に書いてみましょう。
Où sont Paris ? Lyon ? Bordeaux ? Nice ?
Prononciation
発音
単母音 ② 1. 単母音 ②:e [ɛ/e/ə/ 無音 ] è, é, ê[ɛ/e ] ● フランス語の e はエ [ɛ/e]、ウ [ə]、[ 無音 ] など様々に発音 されます。 ● エと読むか、ウ [ə] と読むかは音節を切れば簡単に判断でき ます。mer/ci のように e の後に子音(この場合は r)をはさ んで音節が切れる場合の e は [ɛ] と読まれるので、merci は [mɛrsi] となります。menu のように e の後に音節の切れ目が ある場合は [ə] と読まれて、[məny] となります。
● table などの語末の e はその後で音節が終わっているので、 本来は [ə] のはずですが、一般に語末の [ə] は音が弱くなるの で、[ 無音 ] として扱われ [tabl] となります。しかし je, ne, ce などは、それぞれ [ʒə] [nə] [sə] と発音されます。 ● フランス語のアクセント記号は音の強弱を示すためではな く、音を指定する役割を果たしています。è, ê は [ɛ] , é は [e] となりますが、最初のうちは e にアクセント記号がついてい ればエの音だと判断してください。
⇒ 実際に発音してみましょう!
1. 21
[ ɛ ] [ ə ] 無音
[ ɛ ] [ e ]
e e e
è, ê é
merci menu, je, ne, ce table
père, être étudiant
Leçon 2 © 2016 アルマ出版
16
Point 1 La conjugaison des verbes réguliers du 1er groupe (-er)
ポイント1
第1群規則動 詞(-er動 詞)の活用
1 第1群規則動 詞(-er動 詞)の活用 フ ラ ンス語の動詞の約 90%が -er動詞だと言 われています。例外もありますが、 下の活用のパタ ー ンを覚え るだけでほぼ全て の -er動詞を活用させることができます。
er動 詞の現在 形
アクセント
Accent 1. 22
je
+ e
不定法から語末の erを除いたもの 例 : chanter ( 歌う ) → chant
不定法 →
ha bi
ter
tu
+ es
il / elle / on
+ e
→
je
j'ha bi
te
nous
+ ons
vous
+ ez
→
tu
tu ha bi
tes
ils / elles
+ ent
→
il
il ha bi
te
chanter
habiter
je tu il
chante chantes chante chantons chantez chantent
j'
habite habites habite habitons habitez habitent
→
nous
nous ha bi
tons
tu il
→
vous
vous ha bi
tez
nous vous ils
nous vous ils
→
ils
ils ha bi
tent
赤い文字は発音しない。 ↑
Application
使ってみましょう
1.それぞれの単語を適切に活用させたものを書き入れましょう 。 ① travailler 働く je travaille
1. 23
② aimer 好き j' ___________________ tu aimes il ___________________ nous aimons vous ________________ ils aiment
③ manger 食べる je mange tu __________________ il mange nous mangeons vous ________________ ils __________________
④ acheter 買う j'achète
tu __________________ il ___________________ nous ________________ vous ________________ ils __________________
tu __________________ il ___________________ nous ________________ vous achetez ils __________________ ( ※acheterの活用は付属ブックレット 巻 末の活用表を参照。)
2.単語を入れ替え て会話練習をしましょう 。
1. 25
1. 24
神戸に住む 東京で働く
1 habiter à Kobe
A : Est-ce que vous habitez à Kobe ? B : Oui, j'habite à Kobe .
2 travailler à Tokyo 3 manger du natto
納豆を食べる
上手に歌う
4 chanter bien 5 aimer le jazz
ジャズが好きだ
本を買う
6 acheter des livres
Leçon 2 © 2016 アルマ出版
17
ポイント2 疑問文の形と疑問副詞 où / comment / quand La forme des questions et les adverbes interrogatifs où / comment / quand 1 二択で答える疑問文 二択で「はい・いいえ」「A もしくは B」という回答を求める疑問文には、丁寧さの度合いによって 3 つの構文があります。 Point 2
Tu habites où ? どこに住んでるの?
「はい・いいえ」で答える疑問文
例:
くだけた言い方 主語+動詞?
Tu es étudiant ?
標準的な言い方
Est-ce que +主語+動詞?
Est-ce que tu es étudiant ?
かたい言い方・文章 動詞+主語?
Es-tu étudiant ?
2 疑問副詞を使った疑問文
疑問副詞を使った疑問文にも、丁寧さの度合いによって 3 つの構文があります。
疑問副詞を使った疑問文
例:
※よく使う疑問副詞 où どこ quand いつ comment どうやって combien どのくらい combien de どのくらいの~ pourquoi なぜ 1. 26
くだけた言い方 主語+動詞+疑問詞?
Tu habites où ?
標準的な言い方 疑問詞+ est-ce que +主語+動詞?
Où est-ce que tu habites ?
かたい言い方・文章 疑問詞+動詞+主語?
Où habitez-vous ?
Application
使ってみましょう
1. 27
?(tu / くだけた言い方) ?(tu / 標準的な言い方) ?(tu / かたい言い方) ?(tu / くだけた言い方) ?(tu / 標準的な言い方) ?(tu / かたい言い方)
2. 単語を入れ替えて、会話練習をしましょう。
1. 29
1. 28
(カフェテリアで)昼食をとる
1 déjeuner (à la cafétéria) 2 dîner (à la maison) 3 travailler (à Osaka) 4 habiter (à Fukuoka)
A : Où est-ce que tu déjeunes ? B : Je déjeune à la cafétéria. Et toi, tu déjeunes où ?
(家で)夕食をとる
(大阪で)働く (福岡に)住む
Leçon 2 © 2016 アルマ出版
18
Exercices récapitulatifs
まとめのエクササイズ
Exercices
練習問題
ポイント1 A. 動詞の活用の形をみて、正しい主語代名詞を入れ ましょう。 1. _________________________parlez anglais ? 2. _____________________n'habite pas à Kobe. 3. ____________________ travaillons à Nagoya. 4. _____________________aiment la musique ? 5. _____________________ ne manges pas ici ? B. フランス語でノートに書いてみましょう。 1. 私は京都に住んでいます。 2. 彼らは神戸で働いています。 3. あなたたちは大学で食事をしないのですか?(くだけた 言い方)(食事をする= manger )
ポイント2 A. 下の質問を標準的な言い方に書き直しましょう。 1. Tu travailles où ? _____________________________________ 2. Parlez-vous anglais ? _____________________________________ 3. Donne-t-il des cours particuliers ? _____________________________________ 4. Ils sont japonais ? _____________________________________ 5. Où mangez-vous ? _____________________________________ B. フランス語でノートに書いてみましょう。 1. どこで働いていますか?( vous / かたい言い方) 2. 彼はいつフランス語の授業(des cours de français) をしますか?(くだけた言い方) 3. 彼女は横浜に住んでいますか?(標準的な言い方) 4. フランス語を話しますか?( tu / 標準的な言い方) 5. 彼らはどこで食事をしますか?(標準的な言い方)
4. 働いていますか?( tu / 標準的な言い方) 5. 彼女はここで(ici)働いていません。
読んでみる
1. 30
下の文章を読み、日本語に訳してみましょう。
Patrice : Est-ce que tu habites à Paris ? Nadia : Non, j'habite à Versailles. *C'est loin. Et toi, où est-ce que tu habites ? Patrice : J'habite *près d'ici. Nadia : Et tu travailles ?
Patrice : Oui, je travaille dans un café. Nadia : Ah bon. Moi, je ne travaille pas.
* C'est loin :遠いです * près d'ici :この近く
コラム:ヨーロッパの言語
ヨーロッパではたくさんの言語が話されていますが、複数の分類があります。 • ゲルマン語派(英語、ドイツ語、スウェーデン語など) • スラヴ語派(ポーランド語、チェコ語、セルビア・クロアチア語など) • フィン・ウゴル語派(フィンランド語、エストニア語、ハンガリー語) • ロマンス諸語(フランス語、イタリア語、スペイン語など) これに、ギリシャ語やその他の大きなグループに属さない言語が加わります。
Leçon 2 © 2016 アルマ出版
19
の異なる否定の表現が可能になります。
■ ポイント 1 のメモ Mémos Point 1 : 【第 1 群規則動詞( -er 動詞)の活用】
■ ポイント 2 :もっと詳しく … 1. 否定の表現にはこのほかに次のようなものもありま す。 ne... ni... ni... 「~も、~も、~ではない」 ne… personne 「誰一人~ない」 ne... guère 「めったに~ない」 ne... point 「一つも~ない」 ne... que (qu’) 「( que ( qu’ )の後に示されているもの) しかない」 Ex. 辞書を引いて次の文の意味を考えてみましょう。 L’homme n’est qu’un roseau. (→ 解答は 21 ページ) Leçon 2 規則動詞の活用と疑問文の形 La conjugaison des verbes réguliers et la forme des questions → 教科書 pp.16 – 19 1. 語末の es の読み方: あくまで発音を判断する場合にかぎれば、語末の s は無 いものと考えましょう。例えば、 tu habites を例にとる と、語末の s ではなく、その前にある e を語末(語末の e は [ 無音 ] )と考えて [ty abit] と発音してください。 2. 後ろに同じ子音が 2 つ続く場合の e は、 [ɛ] と発音さ れます。( elle [ɛl] ) 3. e+ 子音 +e : 動詞 acheter ( a/che/ter [aʃətɛ] ) の je 「私は」の時の活 用形は j’achete [aʃət] となるはずですが、実際には j’achète [aʃɛt] というように e の上にアクサン・グラーブ が付きます。これは [ə] の音を [ɛ] と発音させるための 指示なのですが、そのように操作する理由は ete [ət ] が 発音しにくいので、より発音しやすい [ɛt] に変えるた めです。このように e +子音+ e の場合は、しばしば è +子音+ e という形に変えるか、あるいは子音の後にも うひとつ同じ子音を重ねて e +子音・子音+ e とし、 e を [ɛ] と読ませて発音しやすくする工夫がされています。 ■ 発音のメモ Prononciation
1. フランス語の動詞の約 90 %が -er 動詞だと言われ ています。例外もありますが、活用のパターンを一つ覚 えるだけでほぼ全ての -er 動詞を活用させることがで きます。 2. -er 動詞を活用させるには、不定法の語尾の er を主 語に応じた活用語尾に置き換えます。 3. 活用語尾「 -e 」「 -es 」「 -ent 」は発音しません。発音 する活用語尾 ( 「 -er 」「 -ons 」「 -ez 」 ) と区別するための コツは、語尾を発音しないなら活用語尾の前、発音する なら活用語尾にアクセントをつけることです。ふつう、 完璧な発音でなくてもわかってもらえますが、この発音 は間違えると意味まで変わってしまうので注意が必要 です。 J'habitais は「住んでいました」(過去)、 J'habite は「住んでいます」(現在)という意味になります。 4. 母音や h で始まる活用形は主語の語尾とのあいだ で、エリジョン、アンシェヌマン、リエゾンなどが起こ ります。 発音上の理由から例外的な活用をする -er 動詞がありま す。発音のメモのうち、 e 、 g 、 c の読み方についての説 明を読めば、このような例外的活用がどうして起きるの かを理解することができます。( e についてはブックレ ット p.3 、 c については教科書 p.40 、 g については教科 書 p.44 参照) acheter ⇒ j’achète s’appeler ⇒ je m’appelle manger ⇒ nous mangeons -ir 動詞は -er 動詞についで数が多い規則動詞です。 finir (終わる、終わらせる)がその代表的な動詞で、以下の ように活用します。 finir je tu il finis finis finit nous vous ils finissons finissez finissent 3. 英語における現在形(~する)と現在進行形(~し ている、 be 動詞 + -ing )は、フランス語では区別せず、 ■ ポイント 1 :もっと詳しく … 1. 変則的な活用の er 動詞 commencer ⇒ nous commençons 2. 第2群規則動詞( -ir 動詞)の活用
_______________________
3
© 2012 アルマ出版
文法メモ Mémos grammaticaux
両方とも直説法現在を使います。もしそれが継続中の動 作であることをはっきりと示したい場合は、「 être en train de +不定法」を使います。
2. 否定疑問文とその答え方 ①フランス語では、よく否定疑問文を用います。以下の ようなニュアンスを表現することができます。 <ある意見に対する驚き> 例: Tu n'aimes pas le natto ? 納豆が好きではないので すか? <確認> 例: Vous ne comprenez pas? わからないのですね? ② 否定疑問文で聞かれたことに対して否定的な返事を する場合は、「 non 」を使います。 例: - Tu n'aimes pas le natto ? 納豆が好きではないのです か? - Non. (Je n'aime pas le natto.) はい。(納豆は好きでは ありません。) 肯定的な返事をする場合は、普通の疑問文で聞かれた時 のように「 oui 」と言うことはできません。代わりに「 si 」 を使います。 例: - Vous ne comprenez pas ? わからないのですか? - Si. (Je comprends.) いいえ。(わかります) この答え方に慣れるために、「 non 」や「 si 」の後に文章 全体を続けて言うようにするとよいでしょう。 例: - Non, je n'aime pas le natto. はい、納豆は好きではあ りません。 - Si, je comprends. いいえ、わかります。 ③ 否定疑問文で質問をする場合、「 Est-ce que 」で始め るのは不自然です。 (x) Est-ce que tu n’aimes pas le natto ? (O) Tu n'aimes pas le natto ? Ex. 質問に「 Non. 」か「 Si. 」で答えましょう。その後に、 ( )をつけて文章全体を書きましょう。 ① Vous n'êtes pas japonais(e) ?
_______________________ ■ ポイント 2 のメモ Mémos Point 2 : 【疑問文の形と疑問副詞 où / comment / quand 】 1. 「はい・いいえ」「 A もしくは B 」という回答をする 疑問文には、丁寧さの度合いによって 3 つの構文があ ります。 ① くだけた言い方:語順は変えずに、文尾のイントネー ションをあげて発音する。 ② 標準的な言い方:語順は変えずに、文頭に 「 Est-ce que ( Est-ce qu' )」をつける。 ③ かたい言い方:主語と動詞を倒置する。倒置した結果 母音が連続する場合は、「 -t- 」を入れる。 2. où 「どこ」、 quand 「いつ」、 comment 「どのように して」、 combien 「いくつの」などの疑問副詞を使った 疑問文にも、丁寧さの度合いによって 3 つの構文があ ります。 ① くだけた言い方:疑問詞を文末に置く場合は、主語と 動詞は倒置しない。 ② 標準的な言い方:「疑問詞 + est-ce que ( est-ce qu' )」 を文頭に置く。 ③ かたい言い方:疑問詞を文頭に置いて、主語と動詞を 倒置する。 この他に、「疑問詞 + 主語 + 動詞( Où tu habites? )」 という表現もありますが、これは非常にくだけた言い方 です。 「かたい言い方」の疑問文では主語と動詞を倒置しま す。ただし、主語と動詞をそのまま倒置できるのは主語 が代名詞である場合に限られます。このような倒置の仕 方を単純倒置と呼びます。 例: Il est étudiant ? ⇒ Est-il étudiant ? これに対して主語が名詞の場合は、主語の性・数に応じ た代名詞で受け直して、動詞と倒置します。もちろん代 名詞が指す主語は動詞 - 代名詞の前に置いてあらかじめ 示しておきます。これを複合倒置と呼んでいます。 例: Paul est étudiant ? ⇒ Paul est-il étudiant ? ■ ポイント 2 :もっと詳しく … 1. 単純倒置と複合倒置
② Vous n'êtes pas marié(e) ?
(→ 解答は 21 ページ)
4
© 2012 アルマ出版
Leçon 3
疑問詞と年齢の言い方
Les mots interrogatifs et l'âge
レッスンのポイント: ▪ 疑問代名詞 qui/qu e /qu o i ▪ 疑問形容詞 qu e lと動 詞 a vo ir,数字 (1–69)
Points de la leçon : ▪ Les pronoms interrogati s qui / que / quoi ▪ L'adjecti interrogati quel, le verbe avoir, les chifres (1–69)
Introduction
イントロダクション
写真 を 見て、どの ようなことを 話しているの か想像してみましょ う。
Il a quel âge ?
Il a 3 mois.
Prononciation
発音
複母音① /語末の子音
1.複母音 ①:ai, e i[ɛ]au, e au[ɔ/o] ● フ ラン ス 語 では複数 の 母音 が綴ら れ ていても 、1つの 音 とし て発音 され る場合 がほとん どです。ai, e iは [e /ɛ]、au, e auは [ɔ/o]と読まれ ます。aime rや japonais e ,Se ine はそれ ぞれ [e me ][ʒapɔnɛːz][s ɛn]に、autoや b ure auは [oto][b yro] となり ます。 例:aime r[e me ],Se ine [s ɛn],auto[oto], b ure au[b yro] 2. 語 末の 子 音 :-c[k]-r[r]-f[f]-l[l] ● 語 末の 子 音 はふ つう発音 され ません 。ただ し-c[k]-r[r]-f[f] -l[l]は例外 で、多くの 場合 発音 され ます。 例:ave c [avɛk],air[ɛ:r], che f [ʃɛf],animal[animal]
⇒ 実 際 に発音 してみましょ う! ai, ei au, eau [ e/ɛ ] [ ɔ/o ]
1. 31
aimer, japonaise, Seine auto, bureau
[ k ] [r] [ f ] [ l ]
- c - r - f - l
avec air che animal
Leçon 3 © 2016 アルマ出版
20
Point 1
ポイント1
疑問代名詞 qui / que / quoi
Les pronoms interrogatifs qui / que / quoi
1 疑問代名詞:qui / que / quoi 疑問代名詞の qui と que は文の主語を尋ねるとき(「誰が/何が ... ですか?」)や、直接目的語 ・ 補語を尋ねるとき(「誰/ 何を ... ですか?・誰/何ですか?」)に使うことができます。 疑問代名詞の quoi は「何を?」と尋ねる場合のくだけた表現です。
疑問代名詞:qui / que / quoi
主語
目的語
誰が Qui
誰を / に Qui
例:「誰が明日来ますか?」 【くだけた言い方】---(なし) 【標準的な言い方】 Qui est-ce qui vient demain ? 【かたい言い方】 Qui vient demain ? →「ポールが明日来ます。」 Paul vient demain. 例:「何が簡単ですか?」 【くだけた言い方】---(なし) 【標準的な言い方】 Qu'est-ce qui est facile ? 【かたい言い方】---(なし) →「フランス語が簡単です。」 Le français est facile. 何が Que
例:「誰に会いますか?」 【くだけた言い方】 Tu vois qui ? 【標準的な言い方】 Qui est-ce que tu vois ? 【かたい言い方】 Qui vois-tu ? →「両親に会います」 Je vois mes parents. 例:「彼は何をしますか?」 【くだけた言い方】 Il fait quoi ? 【標準的な言い方】 Qu'est-ce qu'il fait ? 【かたい言い方】 Que fait-il ? →「彼はテニスをします。」 Il fait du tennis. 何を / に Que / Quoi
人
事物
2 「標準的な言い方」の疑問文の仕組み
「標準的な言い方」の疑問文の仕組み
〈例〉 Qui est-ce qui vient le soir ? 晩に誰が来ますか? Qu'est-ce qui arrive ? 何が起こるのですか? Qui est-ce que tu préfères ? 誰を好きですか? Qu'est-ce que tu fais ? 何をしていますか?
(主語)
qui
qui
誰
が
est-ce
(目的語)
qu'
que
何
を
Application
使ってみましょう
1. 例にならって、疑問文をつくりましょう。 例: Il chante « La Marseillaise ». → Qu'est-ce qu'il chante ? ① Elle achète un sac Vuitton. → _ _________________ __________________________________________ ?
1. 32
② Ils mangent des escargots. → _ _________________ __________________________________________ ? ③ Elles aiment le football. → ____________________ ?
2. 単語を入れ替えて、会話の練習をしましょう。
1. 34
1. 33
彼は / エスカルゴ
1 il / des escargots
A :
Qu'est-ce qu'il mange ?
彼女は / 納豆 彼らは / パン
2 elle / du natto
B :
Il mange des escargots.
3 ils / du pain
彼女らは / クロワッサン
4 elles / des croissants
Leçon 3 © 2016 アルマ出版
21
Point 2
ポイント2
疑問形容詞 quel と動詞 avoir、数字(1-69)
L'adjectif interrogatif quel, le verbe avoir et les chiffres (1-69)
1 疑問形容詞:quel
「何の/どの+名詞?」と尋ねるときは疑問形容詞の quel を用います。 疑問形容詞という名前が示すとおり、 quel は形容詞なので尋ねる対象の名詞の性別に応じて変化します。また数については、 一つのものを問うときは単数を、2 つ以上のものを問うときは複数を用います。
疑問形容詞 quel どれ ⁄ どの ⁄ 何~
avoirの活用
1. 36
1. 35
〈例〉
avoir ~を持つ(など) j' ai tu as il / elle a nous avons vous avez ils / elles ont
Tu as Vous avez
quel âge
?
単数
複数
男性
quel
quels
J'ai
dix-neuf ans
女性
quelle
quelles
何歳ですか? - 19 歳です。
※フランス語の数字 1~30
1. 37
1 un
2 deux
3 trois
4 quatre
5 cinq
6 six
7 sept
8 huit
9 neuf
10 dix
11 onze
12 douze
13 treize
14 quatorze
15 quinze
16 seize
17 dix-sept
18 dix-huit
19 dix-neuf
20 vingt
21 vingt-et-un
22 vingt-deux
23 vingt-trois
24 vingt-quatre
25 vingt-cinq
26 vingt-six
27 vingt-sept
28 vingt-huit
29 vingt-neuf
30 trente
20~69
1. 38
vingt
~ -et-un
20
~1
+
trente
~ -deux
30
~2
quarante
40
......
. . . . . .
cinquante
50
soixante
~ -neuf
60
~9
Application
使ってみましょう
1. 例のように、(1)人の名前の部分を人称代名詞に変え、(2)数字をフランス語の綴りで書き、(3)発音してみましょう。 「ans」とのリエゾンに注意して下さい。 例: Marc (男) a 2 ans. → Il a deux ans.
1. 39
④ Monsieur Leroy a 40 ans. → _______________________ ⑤ Mademoiselle Dupont a 23 ans. → ________________ ⑥ Monsieur Martin a 58 ans. → ______________________ ⑦ Madame Bonnet a 62 ans. → ______________________
① Julie (女) a 19 ans. → ___________________________ ② Pascal (男) a 31 ans. → _________________________ ③ Manon (女) a 15 ans. → ________________________
2. 単語を入れ替えて、会話練習をしましょう。
1. 41
1. 40
1 Marc (男) / 2 ans 2 Julie (女) / 19 ans 3 Pascal (男) / 31 ans 4 Manon (女) /15 ans
5 M. Leroy / 40 ans
A : Marc a quel âge ? B : Il a deux ans.
6 Mlle Dupont / 23 ans
7 M. Martin / 58 ans
8 Mme Bonnet / 62 ans
Leçon 3 © 2016 アルマ出版
22
Exercices récapitulatifs
まとめのエクササイズ
Exercices
練習問題
ポイント1 A.疑問詞を正しい位置に書き入れてみましょう。(文 頭に来る場合は大文字にすることを忘れずに!) 1. (où) _________ est-ce que tu vas _________ ? 2. (qui) ___________ habite à Kobe ___________ ? 3. (quand) ___________ il travaille __________ ? 4. (qu'est-ce que) ______________ vous mangez _____________ ? 5. (comment) ________ tu viens ici _________ ? B. フランス語でノートに書いてみましょう。 1. 彼らはどこに住んでいますか?(標準的な言い方) 2. 何を食べていますか?( tu / くだけた言い方) 3. ここで昼食をとるのはいつですか?( vous / かたい言い 方) 4. 東京で働いているのは誰ですか?(標準的な言い方) 5. 彼は何をしていますか?(標準的な言い方)
ポイント2 A. quel を正しい形にして書き入れましょう。 1. Il vient à ___________ heure ? 2. Vous travaillez ___________ jours ? 3. Kyoto est dans ___________ région ? 4. ___________ âge est-ce qu'il a ? 5. Vous venez ___________ jour ? B. フランス語でノートに書いてみましょう。 1. 何歳ですか?(tu / くだけた言い方) 2. 彼女は18歳ですか?(標準的な言い方) 3. 何曜日にアルバイトしていますか?(vous / 標準的な言 い方) 4. 私は21歳です。 5. 何曜日に到着しますか?(vous / かたい言い方)
読んでみる
1. 42
以下の質問は、フランスに留学すると CROUS* でされる質問です。日本語に訳してみましょう。*CROUS (Centre Régional des Œuvres Universitaires et Scolaires) というのは、フランスの生協のようなもので、寮・住居の申し込みや奨学金の申請などを行う場所です。
- Comment vous appelez-vous ? - De quel pays venez-vous ? - De quelle université venez-vous, au Japon ? - Dans quelle université et dans quelle faculté allez-vous étudier ?
- En quelle année êtes-vous ? - Où désirez-vous habiter ? - Combien de temps allez-vous rester en France ?
イタリア語、スペイン語、ポルトガル語や、更にルーマニア 語と同様に、フランス語の起源はラテン語です。例えば、ラ テン語の「bon(um) die(m)」は、フランス語では「bonjour」 になり、イタリア語では「buon giorno」、スペイン語では 「buenos dias」になっています。ラテン語は、2000年前のロー マ帝国の公用語でした。 コラム:フランス語の起源
Leçon 3 © 2016 アルマ出版
23
にも使われます。 (à quoi / de quoi / avec quoi / etc.) 例: Vous parlez de quoi ? あなたは何のことを話してい るのですか? また、前置詞を伴って「人」について尋ねるときには qui が使われます。 (à qui / de qui / avec qui / etc.) 例: Tu penses à qui ? 君は誰のことを考えているの? Ex. ( ) の中に入る適切な語句を考えましょう。 Elle parle ( ) ? ― Elle parle avec son prof. (→ 解答は 21 ページ) _______________________ ■ ポイント 2 のメモ Mémos Point 2 : 【疑問形容詞 quel と動詞 avoir 、数字( 1-69 )】 1. 「何の・どの+名詞?」と尋ねるときは疑問形容詞の quel を用います。 quel を使うのは、例えて言えば、リ ストから答えを選ぶような質問をするときです。 quelle saison 「どの季節?」( 4 つの季節からの選択)、 quelle région 「どの地域?」(いくつかの地域からの選 択)、 quelle heure 「何時?」、 quel âge 「何歳?」、 quel jour / quels jours 「何曜日」などがその例です。 2. 疑問形容詞という名称が示すとおり、 quel は形容詞 なので尋ねる対象の名詞の性別に応じて変化します。ま た数については、「どれを?」というように一つのもの の選択を問うのか、「どれとどれを?」と複数のものの 選択を問うのかで使い分けます。 3. avoir は不規則動詞です。「持つ」という意味で使わ れるほか、 avoir besoin de 「~が必要だ」のような動詞 句や、さまざまなフランス語の時制を使う上で役立つ動 詞ですから、ぜひともマスターしましょう。 ■ ポイント 2 :もっと詳しく … 1 . avoir を使った動詞句には日常的によく使う表現があ ります。 avoir besoin de... 「~が必要だ」 例: Tu as besoin de ce dictionnaire ? avoir faim / soif 「空腹だ / のどが渇いている」 例: Tu as faim ? avoir chaud / froid 「暑い / 寒い」 例: J’ai chaud / froid. avoir raison / tort 「正しい / 誤っている」 例: Vous avez raison.
Leçon 3
疑問詞と年齢の言い方 Les mots interrogatifs et l’âge
→ 教科書 pp.20 – 23
■ 発音のメモ Prononciation 1. 語末の子音 r は多くの場合発音されるのですが、と きには発音されないこともあります。特に ‐ er のときは 複雑です。たとえば habiter [abite] のように、 ‐ er 型規 則動詞の不定法の語末の r は発音されません。また名 詞の étranger [etrɑ e] 「外国人」などでも発音されませ ん。しかし mer [mɛ:r] 「海」など発音される場合もあり ます。 _______________________ ■ ポイント 1 のメモ Mémos Point 1 : 【疑問代名詞 qui / que / quoi 】 1. 疑問代名詞の qui と que は文の主語を尋ねるとき 「誰が / 何が ... ですか?」や、直接目的語 ・ 補語を 尋ねるとき「誰を / 何を ... ですか? 誰 / 何です か?」に使うことができます。 2. qui は次に母音で発音がはじまる語が続いてもエリジ ョンされることはありませんが、 que はエリジョンを起 こして qu’ となります。 3. 疑問代名詞の quoi は「何を?」と尋ねる場合のくだ けた表現です。 ■ ポイント 1 :もっと詳しく … 1. 「 qui est ce qui 」や「 qu’est-ce que 」など疑問代名詞 の標準的な言い方について考えてみましょう。まず、最 初の qui / que(qu’) は疑問の対象が人か事物かで使い分 けます。人ならば qui (「誰」)、事物ならば que(qu’) (「何」)というわけです。 est-ce に続く qui / que(qu’) は 主語について尋ねているのか(「誰が / 何が」)、それとも 直接目的語や補語について尋ねているのか(「誰を / 何 を」、「誰 / 何」)で使い分けています。したがって、 qui est ce qui は「人」について「主語」を尋ねているので「誰 が」、 qu’est-ce que は「事物」について「直接目的語」 あるいは「補語」を尋ねているので、「何を / 何」となり ます。もちろん、 qui est-ce que は「誰を / 誰」、 qu’est-ce qui は「何が」と問うことになります。 2. quoi は前置詞を伴って「事物」について尋ねるとき
5
© 2012 アルマ出版
文法メモ Mémos grammaticaux
ます。
avoir peur de ... 「~が怖い」 例: Elle a peur de l’examen.
フランス語
英語
日本語 1 つの
2 . quel は「どの~ ? 」と尋ねる疑問詞ですが、これ とよく似た疑問詞に「どの人 ? 」とか「どの品物 ? 」と 尋ねるための疑問代名詞 lequel があります。ちょうど英 語の which に当たります。尋ねたい人や品物の性別や数 に応じて、男性単数名詞には lequel 、女性単数には laquelle 、男性複数には lesquels 、女性複数には lesquelles というように使い分けます。 例: Il y a beaucoup de gâteaux dans la vitrine, lequel préfères-tu ? ショーケースにたくさんのケーキがあるけど、どれが好 き ? Ex. 次の文のフランス語訳を考えてみましょう。 あなたはペン( stylo (男性))が要りますか ?
un, une
a
des
-
いくつかの いくらかの
du, de la (de l’)
some
■ ポイント 1 :もっと詳しく … 1. 教科書では数えることのできない名詞として、食べ 物や飲み物などの物質名詞が多く取り上げられていま すが、それ以外にも、「勇気」や「苦痛」などの抽象的 な概念を表すものや、スポーツ、音楽なども数えられな い名詞として扱われています。 _______________________ ■ ポイント 2 のメモ Mémos Point 2 : 【否定の de 、量の表現】 1. 不定冠詞と部分冠詞が否定文の中で直接目的語とな っている名詞についているときは、すべて de という形 に変わります。これを否定の de と呼んでいます。 de に 続く名詞が母音または h で始まる場合はエリジョンを 起こして d' となります。 2. beaucoup de 「たくさんの」や assez de 「十分の」、 trop de 「多すぎる」の de の場合も、あとに続く名詞が 母音または h で始まる場合はエリジョンを起こして d' になります。また、これらの表現は数も量も表現できる ので、数えられる名詞にも数えられない名詞にも使うこ とができます。 ■ ポイント 2 :もっと詳しく … 1. peu de と un peu de はいずれも「少量」を言う表現で すが、英語の little / few と a little / a few の関係によく 似ています。英語の a にあたる不定冠詞の un がなけれ ば、「ほとんど無い」という否定的な表現になります。一 方、 un が伴うと「少しならある」という肯定的な表現に なります。ただし、 peu de は数えられる名詞(数)に も数えられない名詞(量)にも用いることができますが、 un peu de は数えられない名詞にしか使いません。数え られる名詞には quelques を使います。 Ex. 質問に対して、「 peu de 」「 un peu 」「 quelques 」の
(→ 解答は 21 ページ)
Leçon 4
不定冠詞と部分冠詞 L'article indéfini et l'article partitif
→ 教科書 pp.24 – 27
■ ポイント 1 のメモ Mémos Point 1 : 【不定冠詞と部分冠詞】
1. フランス語では、すべての名詞に性(男性・女性) があります。自然に性別があるものは、それにしたがい ますが、本来性別のないはずの無生物にも文法上の約束 として性が決められています。 2. フランス語の冠詞には、不定冠詞と部分冠詞、そし て定冠詞があります。このうちの不定冠詞は数えること ができる名詞に用い、単数の男性名詞には un を 、単 数の女性名詞には une を用います。男性名詞も女性名 詞も複数になると des を用います。 3. 部分冠詞は数えられない名詞に用いる冠詞で、男性 名詞には du 、女性名詞には de la が用いられます。い ずれも後に母音や無音の h で始まる名詞が続くと de l' という形に変わります。 4. 不定冠詞と部分冠詞にあたるフランス語と英語・日 本語の表現を大まかに比較すると、下の表のようになり
いずれかを使って答えましょう。 Il reste encore du café dans le pot?
(→ 解答は 21 ページ)
6
© 2012 アルマ出版
Made with FlippingBook - Online Brochure Maker